月桃鶏ハム

　月桃は、沖縄に自生するしょうが科の植物で、その爽やかな香りが特徴です。昔から、化粧水や虫除け、防カビ材などにも活用されてきたりしましたが、
最近の調査では抗酸化作用のあるポリフェノールが大量に含まれていることが分かり、
その活用方がいろいろと研究されています。
沖縄県民に最も親しみのある月桃の活用法はなんといってもムーチーです。
鬼を退治したという言い伝えから始まり、旧暦の12月8日に厄除けや無病息災を祈念して月桃の葉で甘いおもちを包んだお菓子“ムーチー”を食べます。
しょうがのようなムーチーの香りが、絶妙な爽やかさを醸し出しています。
これを何かに活かせないものかと試行錯誤した結果、選んだのが鶏ハムです。
当社の鶏ハムは、通常燻製でスモークフレーバーを付けたり、バジルなどのハーブで香りづけをしています。
この香りづけに、沖縄の香り“月桃”を利用しました。14日間の長期熟成でしっかりと引き出した鶏の旨みに、
月桃のさわやかな香りがマッチした、沖縄らしい新しいハム。ぜひ食卓のおともにお試し下さい。